- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2025年12月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 製造は概ね順調に推移しているものの、人手不足により生産余力が限られており、計画数量を安定的に確保できるか不透明な状況が続いている。加えて、人件費の増加等による採算悪化から、設備投資の実施も困難な状況にある。
繊維・ 同製品 繊維連合会 主要百貨店では、12月期の売上が前年を上回り、年末商戦では冬物衣料品や雑貨を中心に国内顧客の需要が売上を押し上げた。免税(インバウンド)売上は減少したものの、国内消費が下支えしている。量販店においても、冷え込みを背景に冬物アウターや防寒小物の販売が好調で、既存店売上は前年を上回った。こうした中、メーカーの業況は引き続き多忙な状況が見受けられる。
木材・木製品 木材 原木市売部では慢性的な人手不足が続いていたが、新たな雇用が生まれたことで、状況は徐々に解消しつつある。
化学ゴム プラスチック 円安の影響を受け、材料費・エネルギーコストの上昇が続いているほか、人件費も今後上昇する見通しである。これにより、利益率の維持は依然として厳しい状況にある。プラスチック製の生活用品は、家計において食料品と競合するため、買い控えや節約志向の影響を受けやすく、売上・採算の両面に影響が生じているとみられる。
窯業・土石製品 生コン 12月の出荷量は、前年同月と比較して9%減少している。
一般機器 機械 業種ごとに格差が見られるものの、全体として受注は増加傾向にある。しかし、依然として原材料の高止まりや電気・エネルギー等の諸経費の高騰、人件費の引き上げ、さらに人手不足の深刻化など、課題の多い経営を強いられる状況が続いている。
その他の製造業 大阪の百貨店において靴(KOTOKA&奈良木型)のポップアップイベントに出展し、商品の魅力発信を行った。併せてフィッティングサービスを実施し、履き心地を体感してもらう取り組みを行った。一方、土日の来客数は前年と比べて減少しているように見受けられた。
毛皮革 毛皮加工は、受注量・加工単価ともに大きな変動はなく推移している。鹿皮については、問い合わせが引き続き増加しており、特にセーム革では注文増加により製造が追いつかず、発送までに時間を要している状況である。

県内の景況情報(非製造業)

【2025年12月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比
その他非製造業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 12月の野菜は、秋の台風等による被害が少なく、加えて暖冬の影響もあり、高値とはならなかった。特に葉物類を中心に、全体的に大幅な安値で推移した。果実については、ミカンが豊作となり、中旬までは供給過多の状況が見られた。一方、苺は例年と同様に高値で推移した。
水産物 仕入価格高騰により売上高は増加しているものの、販売価格への十分な転嫁は難しく、加えて必要経費等の物価上昇もあり、厳しい経営状況が継続している。一方、正月の帰省や年末商戦の影響により、売上高は先月を上回った。水産販売取引は対前年対比で鮮魚103.7%、冷凍98.7%で塩干を含めると全取引金額で98.5%となる。

小売業
石油 県内のSS減少が続く中、特に県南部の過疎地域での減少が課題となっている。廃業の背景には人口減少や需要低下、働き手不足、設備老朽化、低燃費車の普及など複数の要因がある。過疎地域の村では年初と年末に各1件の廃業があり、第三セクターが営業を引き継ぐこととなったが、課題が残されている。
家電 この時期に需要の高い照明器具については、欠品が目立っている。大手メーカーによる年明けの値上げに関する情報が相次いだことを受け、値上げ前の駆け込み需要が発生し、購入を進める動きが広がった結果、品薄状態となっている。
スポーツ用品 学校体育設備の老朽化が進み、修理・更新の相談が増加している。耐用年数を大きく超えて使用されている器具も多く、メーカーの廃業により修理不能となるケースも見られる。故障後対応ではなく、計画的なメンテナンスと器具管理体制の強化が必要となっている。
プロパン 12月のLPガス価格は、冬場の需要増を見込み、やや上昇した。原油安の状況は続いているものの、さらなる円安の進行により、燃料価格は当面高止まりする見通しである。
商店街 奈良市 12月に入ってからも人出は前年を上回る水準で推移していたが、中旬頃から欧米からの来訪者が減少し、その一方でアジアからの来訪者が目立つようになった。クリスマス以降は、再び欧米からの来訪者が見受けられるようになった。
橿原市 12月は、駅南側のイルミネーション点灯や忘年会シーズンの影響により、夜間の人通りが増加している。また、写真撮影を行う来街者の姿が多く見られるほか、百貨店への買い物客も増加している。
サービス業 旅館・ホテル 忘年会やクリスマス需要の高まりを受け、ホテル・旅館、飲食店、スーパー、百貨店等では賑わいを見せた。一方、台湾有事をめぐる国会答弁を発端とした日中関係の冷え込みを背景に、中国本土からのツアー客によるキャンセルが、一部のホテルにおいて確認された。
広告業 師走に伴い仕事量は一定程度あるが、人手不足の影響により外注費が増加しており、収益確保は厳しい状況となっている。
建設業 鉄構 材料価格の上昇により、仕事量が減少するのではないかと懸念していたが、徐々に仕事量は増加している。ただし、依然として低価格での受注が続いている。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、食材の配達が引き続き好調に推移しており、年間ベースでは前年同期比で約120%となる見込みである。引越し便は、受注件数及び売上は前年同期比で約80%となる見込みであるものの、年間ベースでは前年同期比で約110%程度となる。
貨物運送 ガソリン価格において軽減税率の廃止が進んだ一方、軽油は来年4月まで対象外のため燃料コストは高止まりしている。こうした中、荷主からの運賃引き下げ要請もあり、12月の売上は予想を下回る見込みである。
その他非製造業 質屋 金相場は、米国とベネズエラの緊張が高まる中、安全資産としての金が買われる展開となり、再び続伸した。さらに円安も追い風となり、史上最高値を更新した。ブランドバッグや高級時計については、年末商戦に向けた商材確保の動きが活発化している。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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