- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2022年1月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 この時期は素麺製造に安定した温度と湿度で、順調に良質な麺が仕上がっている。原麺が不足している中、オミクロン株の感染拡大で感染者や濃厚接触者が万一出たら休業しなければいけないのが心配である。
パン オミクロン株の感染拡大により、学級閉鎖及び休校措置が行われた結果、売上は減少している。
繊維・ 同製品 繊維連合会 百貨店・専門店の1月のファッション小売り商況(速報値)によると、セールと春物が好調で前年同月と比べ2桁%増となっている。まん延防止等重点措置が全国で広がり始めた中旬以降は客足が遠のいたものの、業界としては回復基調が見られる。
印刷 印刷 会員企業では、退職者が出ても補充しない。また、新規の募集もしない企業が多い。一方、印刷以外の事業に取組む企業が増えてきた。
化学ゴム プラスチック 全体的に売上高には、あまり変化はないものの、原材料や輸送コストの高騰により、販売価格への転嫁ができずに収益状況の悪化が依然として続いている状況である。急激なコロナ感染症の拡大による待機者の増大に加えて、母国への帰国を希望する外国人技能実習生が多く出てきており、人員の確保および生産体制の調整に苦慮している。
窯業・土石製品 生コン 1月の出荷量は前年比9.4%減
一般機器 機械 年明け以降も厳しい状況が続いているが、工作機械関連の一部では売上が増加している企業がある。自動車部品関連は、半導体不足・部品調達難の影響による減産で、引き合い・受注状況は回復傾向に至っていない。
その他の製造業 毛皮革 毛皮加工は今シーズンの商品の製造が終了し、来シーズンに向けてのサンプルづくりの依頼が入り始めている。鹿皮は、展示会に出展した事業所において、注文や問い合わせが少しずつで増えてきている。この取引を維持し、大きくするかがこれからの課題となる。

県内の景況情報(非製造業)

【2022年1月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 1月度は、野菜類の価格は安定しているものの、国内果実に至っては、昨年来の不作のため、ミカン・リンゴ類が高値で不良品も多く、総売上額は昨年同月比並であったが、粗利益額では10%程度減少した。
水産物 オミクロン株の感染が、年始から急激に拡大し、観光客をはじめ外出する人が減るにつれ、ホテル・旅館・飲食店などの利用者が減少傾向となり、先行きに不安を感じる。対前年比で鮮魚108.8%、冷凍98.0%、全体取引金額で101.5%となるが、コロナ前の令和元年同月と比較すると82.0%である。
資源回収 1月の鉄スクラップの入荷は少なく、価格は少し下がってきている。古紙の入荷も少なく価格の変動はない。
小売業 石油 昨年11月、政府のガソリン価格高騰に対する価格激変緩和策の発表をきっかけに市場が軟化。原油価格が下落に転じたことで、年末には小売価格が軟化した。しかし、年明け早々、底を打った原油相場が急騰したことで、大幅な仕切価格上昇につながり、これをきっかけに小売価格はコスト転嫁意欲が高まる。1月末に発動された緩和策でどこまで抑制されるか分からない。
家電 石油価格の高騰などで、石油ファンヒーター等の暖房器具の動きは悪くなった。また、照明器具等が品薄状態となり、商品によっては提供できない状況となっている。

配置薬

オミクロン株の感染拡大の懸念から、消費者からの引き合いは多くあったが、全体的には訪問の見合わせ等の要望もあり、訪問軒数は減少した。今後は動向を注視して、感染予防・免疫力向上に向けて、訪問の度に注意点の説明をします。
スポーツ用品 オミクロン株の強い感染力の影響で、特に学校での感染者の増加が著しく、家庭内感染及び濃厚接触者で欠席・出席停止・教師の欠勤に伴う学級閉鎖で、学校活動が平常通りでない。部活動、体育授業、その他イベントの予定変更・中止が相次ぎ、売上にも悪影響が出ている。
プロパン LPガスの価格は、OPECプラスが原油増産を維持したこととオミクロン株の感染拡大が要因で、少し下がったものの販売価格は高い状態が続く。
商店街 奈良市 正月の三が日は、例年に近い程の人出に回復したが、11日の祝日以降は、オミクロン株の感染拡大及び近隣県のまん防発出等で、週末の人出は平日並みになっている。平日は閑散としている。オミクロン株拡大により「身近な存在の陽性者」を目の当たりにして、より一層行動の自粛マインドが働いている。
橿原市 オミクロン株の感染拡大の影響で、商店街への人流が減り、各店舗の売上は減少している。商店街から陽性者がでないように注意を払っている。
県下全域 オミクロン株の感染拡大が続き、一時復活していた商店街の賑わいも萎んでしまった。「オミクロン株は軽症多い」とはいえ、地域の生活者は、高齢化してきているため、「自粛」状況が広がってきている。
サービス業 写真 新型オミクロン株の感染者拡大が報じられて、先行きが不透明となり、収束の困難さを実感させられた。
旅館・ホテル 1月10日の祝日までは、オミクロン株の影響が出ていなかったため、昨年より予約は大幅に増加していたが、2020年1月の75%程度に留まっている。感染の急拡大により1月中旬からは予約の取り消しが増加した。また、仕入れ価格の上昇や、人員不足等の不安材料が多くなっている。
広告業 学校関係の公共工事が少し増加しているため、今後、オミクロン株の感染拡大が、事業に影響を及ぼさないか心配している。
建設業 鉄構 地域により格差はあるが、中小物件の工事見積りが多くなってきている。加工単価の下落ならびに、鋼材の入手が困難となり深刻な状況にある。コラム(鉄工部品)は以前に比べ入手しやすくなっている。
板金 原油価格の高騰や原材料の不足により、価格が高騰して厳しい状況が続いている。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、受注件数・売上とも、ほぼ前年並みの予測。2週以後比較的順調に推移するもコロナ感染者の最多情報とともに受注が減少。引越し便の受注件数は、前年比65%も単価が140%と上がり、売上は前年比90%の予測。
貨物運送 オミクロン株の急速な拡大で下旬から人流の動きが減速している。今後の感染状況により経営への影響か懸念される。更に、燃料の高止まりとアドブルー(高品位尿素水)の不足、高値が推移し、車両の運行に影響と経費の増大が心配される。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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