- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2020年4月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 新型コロナウイルスの影響で、「巣ごもり需要」が発生し、単品商品の受注が増加している。自粛ムードや百貨店の営業の目途がたっておらず、中元商戦は苦戦が予想される。
醤油 新型コロナウイルスの影響により、外食チェーン店からの注文が1ケ月も無い状態。ゴールデンウイーク前でも増加注文はない。宅配の納品部門は約15%増加しているが、合計では前年対比で23%減少している。
菓子 新型コロナウイルスの影響により、例年のゴールデンウイーク期間の商いができそうにない。
繊維・ 同製品 繊維連合会 新型コロナウイルスの影響が依然として続いており、商談の中断、引き取り(納入)数量の減少等、厳しい状況にある。
木材・木製品 集成材 新型コロナウイルスの影響により、各自粛と物流の動きが悪く、先行きが大変心配である。注文の減少により職員の給料などの資金繰りが厳しい。
印刷 印刷 会員企業の1社が廃業になる。新型コロナウイルスの影響により、イベントが中止になりチラシ等の印刷が大幅に減少している。
化学ゴム プラスチック 製造品により景況はまちまちとなっている。一体成形容器であるボトルやカップなどブロー容器製作は依然として好調である。
窯業・土石製品 生コン 出荷量は前年同月比0.3%増
一般機器 機械 新型コロナウイルスの影響により、材料の入手難、受注先の操業短縮・休業により厳しい状況が続いており、休日を増やしている企業もある。
その他の製造業 政府の緊急事態宣言が発令され、休業要請に伴い取引先の店舗が閉鎖し、靴の流通が止まった。また、消費者の需要も減り、売上が更に悪化している。
毛皮革 毛皮革業界においては、新型コロナウイルスの影響で、原皮の輸入がストップした。現在は在庫の原皮で対応しているが、この状況が続くと製品づくりにも影響がでてくると予想される。なめし加工については、相変わらず仕事が確保できていない状況にある。

 

県内の景況情報(非製造業)

【2020年4月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 4月度は、新型コロナウイルスの影響で飲食店等は「緊急事態宣言」で休業しているものの、生鮮食料品を販売している大小スーパーマーケット等は、営業時間を短縮して、営業を継続しているため、売上額・粗利益額は昨年同月並に推移した。
水産物 ホテル、旅館、飲食店等の休業により取引が大幅に減少した。また、量販店との取引については、不要不急の外出を避け量販店を利用する「巣ごもり」需要の高まりにより、微増となったものの、全体として対前年同月比取扱金額は68.5%と厳しい状況となった。
資源回収 新型コロナウイルスの影響で、鉄スクラップの排出が少なく入荷は少なくなっている。価格は2月の値下がりから横ばい状態である。古紙の排出も少なく、子供会やPTAの古紙回収も中止になり、価格も下がってきている。
小売業 石油 新型コロナウイルスの影響で危機感が高まるなか、原油価格の下落により、ガソリン販売のマージンは良好な水準にあるが、販売量が大幅に減少している。
家電 緊急事態宣言を受け各メーカー、取引先の勤務体制が縮小され、対応が遅れるため、物流・資材流通に影響を受けている。営業活動が困難で厳しい状況になっている。

配置薬

配置薬は医薬品業界に属することで、政府から営業継続要請が出ていますが、得意先の全てから歓迎される訳でも無く、約2~3割は訪問を見合わせています。一方、要望される得意先も多くあるが、全体的な訪問件数は激減しており、資金的に苦しい状態で、組合に交付金の申請についての問い合わせが増えている。業界全体が苦境にある。
スポーツ用品 動くに動けない状態が続いている。学校の休み、クラブ活動の休みが長引くと、収益がさらに悪化する。組合から組合員の方に助成金を出すようにした。
中古自動車 新型コロナウイルス感染拡大につれて、収益が悪化している。
商店街 奈良市 緊急事態宣言により客足は途絶えて、危機的状況である。特に、飲食店は8~9割減の状況。
橿原市 商店街の飲食関係の店舗は、休業しているところもあるが、家賃を支払わなければならない飲食数店は、店舗前でテイクアウト販売を行っている。近くの百貨店は5月6日まで閉店しているため影響は大きい。
県下全域 4月初めに一部の商店街では、コロナ対策の融資や、休業手当に対する「雇用調整助成金」についてのセミナーを開催した。緊急事態措置では、「協力金」の支給が謳われたが、協力金不支給の線引きで問題が生じているケースもある。
サービス業 写真 非常事態宣言が発令され、学校の休校、外出自粛要請で人の動きが無くなり、必然的に休業状態。
旅館・ホテル 新型コロナウイルスの影響で、3月よりさらに厳しい状況になった。緊急事態宣言により、観桜期にも予約が全くない状況が続き、多くの施設は休業を余儀なくされ、前年同月比売上は10%を切る施設が大半と経営上大変厳しく、先の見えない状況が続いている。
広告業 この業界は、まだ仕事が出来ている状態にあり、売上は減少ぎみで済んでいるが、5月に入ると売上の減少が見込まれる。
建設業

建築

新型コロナウイルス感染症の影響で、元請先から「工事の中止」や「工事延期の指示」が出ている。住宅用資材・設備機器などが納期未定の状況が続いており、物件によっては工期延長・引き渡しの延長の対応に追われている。受注先については、「着工の先延ばし」「キャンセル」の増加等で、見通しも厳しい。
鉄構 春先~5月にかけての仕事量は、昨年と比べると少ない感じがするが、夏~秋にかけての仕事は多いと思う。ボルトの納期は通常に戻りつつ、安定した最中の新型コロナウイルスによる影響が心配。
電気工事 新型コロナウイルスの関係で一部の材料(部品)の入荷が停滞した。現場によっては立入り出来ない所もあった。
板金 新型コロナウイルスの影響で、各講習会、試験の延期や中止となっている。今のところ目立った影響はない。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、受注件数・売上とも前年比40%程度の予測。長距離配送に至っては、前年の5分の1まで減少した。引越し便は、受注件数・売上とも前年の60%程度の予測。単身者の引越し、施設絡みの移動も大幅に減少。
貨物運送 新型コロナウイルスによる経済の縮小傾向から、取引先によっては荷量が減少し、じわじわと経営を圧迫し、融資を受ける検討をしている。

 

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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