- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2022年11月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 11月より本格的な製麺時期に入ったが、人手不足やコロナ感染で従業員が急に休むなどで生産の予定している数量ができるか見通しがつかない
繊維・ 同製品 繊維連合会 行動制限が無かったことや全国旅行支援による観光需要の高まりなどにより、アウターやニットなどの秋冬商材が好調であった。業界の景況としても多忙を極めるメーカーが少しずつ出てきている。
木材・木製品 木材 秋以降、荷動きが活発になっている。
印刷 印刷 12月から材料(紙代)の値上げがあるが、さらに来年も値上げ予定されている。また、材料に加えてエネルギー代も高騰し、利益率がますます悪くなる。
化学ゴム プラスチック 相次ぐ資材等の値上がりだけでなくエネルギーコストの高騰と人件費の上昇が続いており、製品への価格転嫁も思うように進んでいないのが現状である。今後の収益状況の改善が未だに望めない出口の見えない状況が依然続いている。
窯業・土石製品 生コン 11月の出荷量は前年比87.1%
一般機器 機械 原材料の高騰、入荷不足や世界的な半導体不足に加え、業界にとって多額の経費である燃料費、電気代の高騰により、厳しい経営を強いられている。価格の値上げはなかなか受け入れられてないのが現状。
その他の製造業 組合のブランド靴「KOTOKA」を初めて異業種とのコラボ企画に出品する。1週間で予想していた以上の来場客であった。
毛皮革 「毛皮革フェアinウタノ」を3年ぶりに開催し、多くのお客さんで賑わった。しかし、客単価の低下は著しく、ピーク時の10分の1程度となった。小物でも商品への付加価値をつけ、単価を上げる努力が必要と思われる。

県内の景況情報(非製造業)

【2022年11月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比
その他非製造業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 11月は前年に比べ気温が非常に高く、野菜・果実とも生育が良く、出荷量も多く順調であった。しかし、小売り、スーパー(量販店)での販売不振により、市場では商品が余り、価格が低下した。
水産物 燃料費の上昇と新型コロナウイルス感染、人手不足などの影響を受け、まだまだ厳しい状況にある。観光客は増加傾向にあり飲食店等の利用も増え、全取引金額の前年対比では95.6%となるが、コロナ前の令和元年同月と比較すると84.8%である。
資源回収 鉄スクラップの価格は少しずつ下がっている。古紙の入荷は依然として少なく、価格の変動はなし。
小売業 石油 11月半ばを過ぎ、ようやく灯油シーズンが本格的に動き出した。価格帯は地域や商圏、フル・セルフSSにより異なるが、販売数量は年々減少している。それでも冬期の大きな収入源となっている。
家電 11月は暖かい日が続き、昨年に比べて暖房器具の動きが悪かった。メーカーの定価が上がってきているため、販売価格も上がっている状況である。

配置薬

配置薬の消費は減少が続いている。これから風邪の季節でもあるが、特に需要が増えることへの期待は薄い。また、売上減少により廃業者もでてきた。
スポーツ用品 防寒着等の季節商品が売れる時期であるが、メーカーや卸先を通じた商品の確保が難しい状態に何度か直面したので、メーカーとの販売システムについても改善要望していく必要がある。
プロパン LPガスの仕入価格は、需要期に入り中東産プロパンは上昇したが、米国産プロパンは温暖な気候が続き、在庫が増加したため価格が下落しており、日本の価格は横ばいの状態。
商店街 奈良市 10月末からの「正倉院展」により平日でも人出は着実に増えてきている。先月に引き続き外国人の姿が目立ち、円安と規制緩和が影響しているものと思われる。一方で状況回復と言うにはまだまだであり、引き続き物価高の影響なのか購買マインドは低めで、思う程売上には繋がっていない状態が続いている。
橿原市 商店街に2店舗の開業の予定があり、周辺の活気に繋がればと期待している。医療の関係では、医薬品の出荷調整等で多数の品目が納品されない状態が続き苦慮している。
県下全域 インバウンドも含めて人の動きが戻ってきたように見える。しかし、日常の消費活動でみれば、いろいろな「値上げ」ラッシュの中で、きびしい状況に追い込まれている店も多い。
サービス業 写真 七五三詣りの写真撮影もコロナ前の状態に戻ってきた。しかし、コロナ感染拡大も第8波の入り口に差しかかっているため心配している。
旅館・ホテル 全国旅行支援により宿泊客数に関して11月は好調に推移しているが、宴会はまだ戻ってきていない。懸念されるのは、仕入れの高騰と人員不足である。旅行客の動きが急激に活発化したものの人員不足のため、休業せざるを得ない日が生じた施設もある。
広告業 人出も大幅に増加してきているが、コロナ第8波・インフルエンザによりイベント等に影響がでないかと心配している。工事等の受注は相変わらず低調。
建設業 鉄構 鉄骨関連材料の値段が、少し落ち着いてきた。しかし、年末の仕事量は少ない。規模の大きな会社は、来年の案件が多く、受注単価についても上がる模様。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、中長距離配送が大幅に増加し売上は前年比105%程度の予測。引越し便は、単身者の引越しが非常に減少し、厳しい状況が続いている。
貨物運送 依然として燃料高が続いており、経営を圧迫し厳しい状況が続いている。行動規制はないものの、物価高や円安の影響などから消費者マインドが冷え込み物流の動きは限定的でる。
その他非製造業 質屋 円安局面が続く中、海外からの個人旅行が解禁されて、中古ブランドバッグの需要が伸び、相場が上昇している。また、年末商戦に向けた商材仕入の時期も重なり、さらなる上昇も期待できる。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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