- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2021年5月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 新型コロナウイルス感染拡大が収まらない中、6月からは本格的にお中元商戦に入るが、緊急事態宣言の延長で百貨店の営業時間短縮や昨年度のように進物売り場を開設しないで、ネット販売のみで展開する店も出ると予想され、ギフト市場がシュリンクしている中、本年のお中元商戦も見通しは不透明である。
醤油 コロナ禍で自粛期間の延長もあるが、昨年同月比較10%以上進捗。人の動きが増加しているからと推測。
パン 昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響で学校が休校となり、売上が無かったが、今年は通常通りとなり回復した。
繊維・ 同製品 繊維連合会 昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響で学校が休校となり、売上が無かったが、今年は通常通りとなり回復した。
木材・木製品 製材 ウッドショックの影響で、国産材の代用が進み、一等材を中心に構造材、羽柄材が高騰している。原木不足の影響も拍車がかかり、パニック状態である。当分この状態が続くとみられる。
印刷 印刷 イベントが減ると必然的にチラシやパンフレットが激減するので、依然景気はよくならない。人員も、新入社員の雇用ができない状況。
化学ゴム プラスチック 新型コロナウイルスの蔓延、異常気象、中国資本による買い占めなどの複合的な要因によって、原材料の不足や異常な高騰が続いており、在庫数量が減少に転じている。生産調整を行いながら、顧客との価格調整への対応に苦慮している状況が見られ、収益状況が好転するまでには至っていない。
窯業・土石製品 生コン 出荷量は前年比10.3%の増
一般機器 機械 全般的に引き合いも少なく売上減となっている。動いている業界としては、建設関係が引き続き堅調である。自動車部品も一部を除き、下降局面にあり、特に世界的な流れであるEVに変わるエンジン部品の企業の落ち込みが顕著である。
その他の製造業 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、百貨店や小売店などが休業しているため、受注状況が芳しくない。
毛皮革 最近はアパレルメーカーの発注が遅くなってきており、本格的に動き始めるのは夏前になった。鹿革については、相変わらず原皮の確保という大きな課題があるので、国内で原皮の調達を安定してできるようにしたいと模索しているところである。

県内の景況情報(非製造業)

【2021年5月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 5月度は、下旬に梅雨入りしたにもかかわらず、野菜・果実ともに入荷は順調で、売上額、粗利益額は昨年同月比並であった。コロナ禍(営業時間短縮)での影響はあまりなかったように思われる。
水産物 近府県における新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の緊急事態宣言と本県の緊急対策措置の影響が重なり、小売店・料亭・居酒屋などの取引が更に減少し、対前年度対比で鮮魚101.9%、冷凍は92.3%で塩干を含めると全体取引金額で94.5%であった。
資源回収 鉄スクラップの価格は、5月前半は上昇、後半は横ばいで入荷量は少ない。古紙は集団回収の中止が続き、入荷も少なく、価格の変動はない。
小売業 石油 5月の販売数量は昨年比15%増前後まで回復した。ただし一昨年比では、大きなマイナスで、昨年よりもマージンが圧迫されており経営は厳しい。
家電 コロナ禍で先が見えない状況の為、エアコンなどの夏物商品は、故障など余程の理由がない限り買い換えないお客様が多く、従来のように簡単には買ってもらえなくなっている。もう少し暑くなると商品は動き出すと思うが不安である。

配置薬

店舗を持たない配置販売業の得意先は全国にあり、県を跨いで出向くことを躊躇う業者が一部にあり廃業が懸念され、後継者不足はより深刻さを増している。コロナ禍の中で売上としては、一部の商品を除いて上向き傾向。併せて健康相談のために来て欲しいとの要望も多く、業界全体の業況としてはやはり下降線。
スポーツ用品 新型コロナの影響で、本年も行事や大会等の中止、また、施設や企業の自粛営業により売上が低迷。非対面型のサービスが求められているが、コロナ過での競争が激化している。
プロパン 飲食店の営業時間の短縮、外出自粛の影響で、ガス販売量が低下している。
商店街 奈良市 今年のゴールデンウイークは、自粛の歯止めが利かない空気感のため、それなりの人出となった。中旬の近隣県の緊急事態宣言延長に関しては若干の影響は見受けられるも、各人がそれぞれの判断で行動している感じで全く人出が無いことはなくそこそこの人流はあった。5月末の週末は給料日後、良天候もあり平年並みに近い土日の人出が見受けられた。
橿原市 橿原市での飲食業に対して時短要請があり、近鉄八木駅名店街の各飲食店は午後8時までの営業となり、売上に大きく影響したと考えられる。GW期間も例年よりも人の流れが少なく、近隣の百貨店へ向かう買い物客も減っていた。
県下全域 4月からの京阪神三府県の3回目の緊急事態宣言により、奈良県内も大きく影響を受けている。心理的に「外出は危ない」という意識が、特に地元民には強く、一方、大阪京都からは、「奈良へ行けば大丈夫」と言う見方もあり、土日祝などの観光地周辺は人は多いが、その分地元民の不安も強いという状況となっている。
サービス業 写真 コロナ禍の影響で、修学旅行や発表会が延期、中止となり、出張撮影が激減して、売上が激減した。
旅館・ホテル 前年同月に比較すると200%の増加に転じているが、これは緊急事態宣言により一昨年は休業している施設が多かったためである。新型コロナ感染症感染拡大前の一昨年同月比になると70%減となる。
広告 依然として受注の減少が続いている。
建設業 鉄構 春頃までの決まった物件に対し、夏にかけてあまり忙しく無い様にも思える。傾向としては、大型案件は計画通りですが、中小物件が少ない状況です。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、後半から製造業・建設業関連が上昇。長距離配送も前年比250%と上昇している。引越し便の受注件数は、前年比90%、単価については120%の伸張となった。
貨物運送 近府県での緊急事態宣言などで経済活動への制約、奈良県においても飲食店の時短営業などで人の動き、経済活動は鈍化しており物流の動きも冴えない。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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