- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2020年6月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 緊急事態宣言が解除後、一部の百貨店、量販店ではお中元ギフトコーナーを開設しない店もあるが、ネット販売などの売り上げが伸びている。ギフト商品は、かなりの落ち込みを予想していたが6月になり少し盛り返しているように思われる。
醤油 前年対比92%で持ち直し傾向となった。
菓子 コロナ禍の影響により、観光客が減少、売上の減少も続いている。
繊維・ 同製品 繊維連合会 依然としてコロナ禍による厳しい状況が続いている。
印刷 印刷 受注が入っていないので、先が見えない不安がある。
化学ゴム プラスチック コロナウイルスの影響が徐々に出てきている。景況感は全般的に厳しい中、医療部材・日用家庭品については活発である。
窯業・土石製品 生コン 出荷量は前年同月比10%増
一般機器 機械 新型コロナウイルスの影響により、休業を余儀なくされている企業もある。今後の受注減少が予測できない状況で、厳しい経営に迫られている企業が多い。
その他の製造業 コロナ禍の影響により、人や物の動きが鈍い。受注状況も依然として悪い。
毛皮革 前月に引き続き、業界全体が新型コロナウイルス感染症の影響を受けている。

県内の景況情報(非製造業)

【2020年6月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 6月度は、野菜・果実とも昨年同月比より高い商品が多く見られたものの、コロナ禍の影響か、売上額は昨年同月比の95%前後であり、粗利益額は85%程度になった。
水産物 休業要請の解除により、ホテル・旅館・飲食店等からの取引も戻りつつあるが、まだまだ芳しくない状況が続いている。しかし、量販店との取引が増加しており、全体としては対前年同月比取扱金額は99%となった。
資源回収 鉄、スクラップの入荷は少ない。価格は6月中旬より少し上がっているが、7月には下がってくる。古紙の入荷は少ない。
小売業 石油 6月の燃料油需要については、法人客が戻りつつあり、平日の販売量は回復傾向。ただ観光需要が皆無なため土日は売れていない。トータルすると1~2割の減販。
家電 エアコンなどの季節物の商品が売れ出したが、業界全体では好転したとは言えない状況。

配置薬

外出自粛から配置薬の使用量も増え概ね良好な様子。得意先では感染症について持てる知識を駆使して、注意喚起と合わせ、過度な対応にならないようにしている。売上は下がっている業者が多いが、上昇した業者もある。一部の会員は得意先へ出向くことを躊躇い依然営業していない状態で、無収入の業者もある。他業界と同じで、本年度は廃業してしまう業者が多いかもしれない。
スポーツ用品 各学校では新学期が始まったようにバタバタしているが、大会やイベントが中止になり、例年通りとはいかない。
プロパン 新型コロナウイルスの影響により、家庭用のガス消費量の変化はないが、飲食店等の産業用のガスの使用量が落ち込んでいる。
商店街 奈良市 6月上旬は5月に比べ微細ながら、人出は増えるも購買意欲は低い状態で実際の売上にはあまり繋がらない。売上の良いところでも、6~7割まで戻すも大半が苦戦を強いられ続けている。
橿原市 令和2年5月以前と比べて、ほぼ増加や上昇しているが、コロナ前の状態には戻っていない。店舗が開きだして、少しずつ活気が戻ってきている。
県下全域 6月に入って、少しまちなかの人の動きが出てきたように見える。特に、6月19日の「県をまたぐ移動解禁」以後、一気に観光客などの姿が増えたように見える。しかし、主な商店街の通りでも、夕方の6時以降、シャッターが閉まっていることが多くなり、町の雰囲気は以前と比べて「さみしい」状況が続いている。
サービス業 写真 自粛ムードが解除されたが、平常時に戻るには相当の時間がかかる。
旅館・ホテル 6月19日に県をまたいでの移動が解除され観光客は、回復しつつあるものの直ぐに宿泊には結びつかず厳しい状況が続いている。コロナウィルス感染症拡大のため修学旅行は全てキャンセルとなり、同年同月対比は0%~20%となる。
広告業 コロナ対策として、営業自粛の影響が出て、仕事が少ない状況であった。
建設業 鉄構 民間の工事が減少している傾向が見受けられる。工事の延期や中止も出ており、工程が上手く噛み合わない様子である。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、受注件数・売上とも前年比30%程度の予測。長距離配送も前年比40%程度。この不況が長引けば、かなり厳しい状況である。引越し便の受注件数は、前年比63%も単価が122%と上昇し、売上は、前年比80%の予測。
貨物運送 自粛行動の影響で輸送量は減少したが、今月下旬に自粛が解除されたことから、今後の本格的な社会活動の回復に期待したい。第2波の不安もあり、手放しでは期待できないことから、萎縮経営が続く。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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