- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2023年5月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 気温が上昇してきているので、商品の販売に期待していたが売上の増加とはならなかった。6月から本格的に中元商戦に入るので販売増加に期待したい。
パン 納品形態の変化により加工賃の減少と納品校が減少して、売上はかなり厳しい状況になった。今後、経営に与える影響は大きくなる。
繊維・ 同製品 繊維連合会 新型コロナウイルス感染症の法上の位置付けが5類に移行したことに伴って、外出機会が増加し、通勤や旅行、オケージョン需要の盛り上がりにより、大手百貨店や専門店等では前年実績を5%~15%程度上回っている。業況としては受注が増えてきているとの話が聞かれるようになってきており、先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている。
木材・木製品 木材 毎年、5月は原木に虫が入ったりするので、旬が悪く出材量、販売も低下傾向。
印刷 印刷 廃業のため組合員1社が脱退。
化学ゴム プラスチック 原材料価格が減少に転じ受注量や売上高が増加しているものの、エネルギーコスト物流費が高騰しており、依然として黒字幅が減少している状況である。雇用人員を確保するために多くの外国人を雇用している企業が多く、熟練技術者や新規の従業員を確保していくのが難しい状況が続いている。
窯業・土石製品 生コン 5月の出荷量は前年比10.8%減。
一般機器 機械 売上、引き合いの減少に加え、原材料並びにエネルギー、電気料金の高騰や人件費高騰により採算性は悪化している。
その他の製造業 毛皮革 毛皮縫製加工については、例年通り、来シーズンに向けてのサンプル依頼が入り始めている。それと並行してオリジナル製品を製造し、売上の確保に努める事業所もある。毛皮なめしは仕事がない状態が続いている。

県内の景況情報(非製造業)

【2023年5月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比
その他非製造業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 野菜については、土物と葉物の単価安が目立ち、対先月比88%まで落ち込んだ。果実については、リンゴ販売が好調で103%と伸びた。
水産物 水産物の仕入価格や原材料等の物価高の影響は継続しているが、コロナウイルス感染症法が緩和されたことから、宿泊所、飲食店との取引も徐々に増え回復に向かっている。水産販売取引額は対前年比で鮮魚114.1%、冷凍98.7%で塩干を含めると全取引金額で107.9%となるが、コロナ前の令和元年同月と比較すると91.7%である。
資源回収 鉄スクラップの入荷は少なく(県内でも中国系のスクラップ業者が多くなっている。)、価格は下がっているが、5月後半より下げ止まっている。古紙は、無料古紙ヤードが多くなり、自治体・子供会の数量が減少し、入荷も少なくなっているが、価格の変動はなし。
小売業 石油 9月末の燃料油価格激変緩和対策事業終了に向けて段階的な縮減策が示され、今後大幅な卸価格の引き上げが発生するが、これまで以上に採算販売の重要性が必要である局面を向かえた。
家電 ゴールデンウィークが過ぎ段々暑くなってきたが、朝晩が涼しいのでエアコンが必要とまではいかない。本格的にエアコンが売れ出すにはもう少しかかる。
配置薬 コロナウィルス感染症の5類移行を受け、研修会等の開催については従前に戻りつつある。それでも消費者各位への配慮と商品が医薬品と言うこともあり、訪問にあたってはマスク・消毒を続けている業者が多い。消費については、全面回復とは言えない状況。仕入価格が高騰しており販売価格への転嫁が思うに任せない。
スポーツ用品 コロナウィルス感染症の5類移行に伴って、徐々に行事やイベントが元に戻る中、自粛期間中に減らした生産力はすぐには戻らず、注文が入った商品は軒並み待っていただいていいるのが現状で、せっかくの商機を生かせていないのが現状です。
プロパン 人手不足の影響で、今まではLPガスの検針業務を検針員が需要家を訪問していたが、携帯電話回線を利用した遠隔操作で検針可能なシステムが少しずつ広がりをみせている。
商店街 奈良市 今年のGWの人出は、全体的に顕著に多い状態が続いた。また、GW後の落ち込みも見られず継続して堅調な人出だった。
橿原市 商店街では飲食店を中心に活気が戻っている。また、業種を替え準備中の店舗があり、目新しい店舗が並びだすことで相互に良い影響が出てくる事を期待している。医療関係は医薬品の出荷調整等で対応に苦慮している状態が続いている。
県下全域 全般に「賑わい」は、戻ってきているといえるが、それが個々の店舗の売上につながっているのかどうかは不明、あるいはばらつきが多い状況である。コロナ禍を何とかしのいできた店が、ここへきて閉店という例もあり、予断は許さない。
サービス業 車整備 新車の供給遅れが、少しずつ改善されている。
写真 アフターコロナ社会が実感されるようになって、社会全般に通常状態への復帰が見られます。但し、業界での復帰の実感には多少の時間がかかると思われる。
旅館・ホテル いまならキャンペーンの継続とインバウンドの復活により、前年比140%、2019年比115%と良好に推移している。宴会、レストランに関しては2019年比で70%にとどまる。雇用人員が不足している。アルバイト・パート社員の募集をしても集まらない。
広告業 コロナも収まりを見せてきたが、ゴールデンウイークで労働時間が短縮され回復基調には至らず。
建設業 建築 職人の高齢化・廃業に歯止めが効かない状況が続いている。一方、若年労働者不足の解決策として業界全体で取り組みが行われているものの、建築業のマイナスイメージや福利厚生の不備や低賃金などの問題点は依然として進んでいない状況。また、インボイス制度が始まると事業者間の関係が更に厳しくなる心配される。
鉄構 仕事の受注に関して、ゼネコンから商社、そして鉄工所の流れが増えている。図面のチェックバックが遅れても、納期が縮まらない状況が続いている。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、比較的動いていた製造業、建設業関連も減少傾向。また、長距離配送も大幅に減少し、受注件数・売上とも前年比70%弱の予測。燃料費の高騰も続いており非常に厳しい状況である。
貨物運送 経済活動は順調に回復基調であるが、運輸業界においては、5月は連休が続き稼働日数は通常の月よりも低く、業績回復には至らない。24年問題の対応をしながらの運営となることから、稼働の減少や燃料高が経営の重しになっている。
その他非製造業 質屋 アジア市場の堅調な販売や新型コロナウイルスの規制緩和による市場の活性化によって、国内外の卸業者の旺盛な売買にささえられ、ブランドバッグや高級時計の中古市場は先月に引き続き堅調に推移している。また、金の価格上昇により宝石や地金の買取りが増えている。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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