- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2019年3月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 増産計画で始まった素麺製造も後半戦に入ってきたが、雇用確保が困難な組合員があり、生産予定数量が達成できていないケースが多くある。
繊維・ 同製品 繊維連合会 靴下は流通・小売企業のバーゲンが一段落し、春夏商品の荷動きに期待したが、鈍いままで推移している。縫製関係では受注数量が増加に転じているが、加工賃の上昇は期待できない。

木材・木製品

集成材 決算期で停滞感がある。

印刷

印刷 人材不足に材料費値上げに伴い利益確保が難しい。設備投資をしたとしても将来が不安。
化学ゴム プラスチック 景況感としては、やや下向きの気配。ただ目に見えるまでは至っていない。
窯業・土石製品 生コン 出荷量前年同月比19%増
一般機器 機械 米中の貿易摩擦の影響を注視している状況で、先行き不安材料となっている。人手不足が深刻で、パートについては、時給を最低賃金の倍位でも求職者はいない。
その他の製造業 毛皮革 ヨーロッパの有名ブランドがリアルファーを使わない事を表明したため、国内アパレルメーカーでもフェイクファーを使い始めた。最近のフェイクファーは、品質も向上しているため、見た目はリアルファーと変わらなくなってきている。早急に対策をする必要がある。

 

県内の景況情報(非製造業)

【2019年3月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 3月度は、暖冬のため野菜類の入荷量順調にて、仕入価格も昨年同月比2割程度安価であった。売上額は野菜昨年同月比80%、果実は主力商品であるイチゴがやや少ないため、約85%にとどまった。消費低迷時期でもあり利益上がらず。
水産物 彼岸の料理食材等の売行きが伸びず、対前年同月取扱額比で7.31%の減となった。
資源回収 鉄スクラップは、入荷量は少なく価格は変化ない。古紙は、入荷は少なく価格は3月から値下がってきている。
小売業 石油 3月期は、原油市況の上昇が一服感を示し、元売仕切は全油種据え置きが見られた。小売市場もほぼコスト通りに推移したため、大きな変化はなし。灯油の販売量は暖冬の影響で、前年比2~3割減少した。
家電 目立った動きのある商品が無く、季節的にも微妙なものもあり、中々芳しくなかった。今年は、決算月の駆け込み的な販売も期待できなかった。
スポーツ用品 新年度の始まる前の月で、売上は昨年と変わらない。しかし、買物の単価が伸びず仕舞い。全体的に伸びのない月であった。
プロパン LPガスの仕入価格は、少し上昇を続けているが、景気後退局面に入ると思われるので、安定した価格で取引できる模様。
商店街 奈良市 観光客で賑わっているように感じるが、奈良の街全体に夜のにぎわいに拍車がかかって行くのが目的に、4月19日~20日「もいちど夜市」を開催。小西通商店街「こにし夜市」も開催。
橿原市 日替わり的に経済関係の情報も多々、中小企業者の多い商店街は直接影響を受けている状況。春陽気と共に景気浮揚も期待されるが、各業種とも現況不変・好転待ち。
県下全域 お水取りなどの人出は例年通りで、まちなかも賑わっていた。県内の各地も春を迎える温かさを感じさせる商店街の雰囲気ではあった。50億円の商店街向け補助金には期待が膨らんでいるが、インバウンド中心という目的にどう活用できるかである。
サービス業 写真 卒業式月間であったが、景気回復は中々進まず沈滞気味で売上増とならなかった。
旅館・ホテル 3月の大きな行事、東大寺修二会期間は例年より宿泊者が減少。旅館は夕欠の割合が増加、ホテルは近隣府を含む増加したホテルとの価格競争が激しくなり、単価ダウンを強いられ共に収益の悪化が続いている。
建設業 鉄構 ボルト納期に苦労している。人材の育成・溶接材料の値上げ、運送の値上げに対応していく。
板金 台風の災害復旧需要と一般需要とで売上高は、高い水準で推移している。一方、職人数は大きな変化は少ないが、高齢化による自然減は堅調であるので、業界として人材の確保に努める必要がある。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、受注件数は前年比112%も売上は前年並の予測・中長距離配送が前年比76%と大幅に減少。引っ越しシーズンと言うこともあり、待機車両がゼロの状態が多く、依頼に答えられないケースがあった。引越便は、受注件数は前年比100%実績であったが、長距離の引越しが多く、単価が前年比120%程度伸長。売上は前年比115%の予測。
貨物運送 燃料価格の高止まり、消費の低迷、人材不足などの厳しい経営環境に変わりはなく、季節柄好調な引越し業務を除いては、日々収益確保に苦慮している。

 

景況感の動向等

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