- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2021年12月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 原料の小麦粉、綿実油、その他副資材の値上げや人件費の高騰で、来年度の販売利益率が悪くなると予想される。商談も本格的になっているが小売価格は同じで、量目変更などで値上げの対応を検討している。
醤油 昨年同様の年末需要で、売上は見込んでいた通りとなった。
パン 通常の業務体制につき、今のところ安定しいる。
繊維・ 同製品 繊維連合会 12月のファッション小売り商況(速報値)によると、百貨店・専門店共に年末商戦が活況だったことに加え、前年のコロナウイルス感染拡大の反動で、都心店を中心に売上高・客数ともに前年実績を上回っており、業界の景況としても徐々に回復傾向がみられる。
印刷 印刷 企業により新型コロナウィルスの影響を強く受けているところとそうでない企業とに分かれるが、景気が良くないことは変わりない。
化学ゴム プラスチック 全体的に売上高にはあまり変化はないものの、原材料や輸送コストの高騰による販売価格への転嫁ができず、収益状況の悪化が依然続いている。加えて、母国への帰国を希望する外国人技能実習生が多く出てきており、早期に新たな技能実習生が入国できることを待ち望んでいる。
窯業・土石製品 生コン 12月の出荷量は前年比13%減
一般機器 機械 全般的には依然として厳しい状況下にある。そのような中で、半導体・建設機械・災害関連は順調に推移している。また、工作機械関連も徐々に動き出している。
その他の製造業 毛皮革 毛皮加工については、成人式用のストールの注文が一段落し、通常製品の製造を行っているが低調である。鹿皮については、引き続き原材料の確保に苦労しているが、展示会に出展した事業所については、問い合わせ等が入ってきており新しい展開への期待感を持っている。鞣し加工については、仕事の確保が難しい状態にあり、経営状況は非常に厳しい。

県内の景況情報(非製造業)

【2021年12月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 12月度は、野菜類の入荷量は概ね順調、果実類では主力品目であるミカン・リンゴ等々が例年の3割減の不作であったことから、入荷量は少なく価格が高かったため、総売上額は昨年同月並であったが粗利益額は多少減らしたものの、ほぼ昨年同月並みに収まった。おせち料理の商材については、年々減少している。
水産物 コロナウイルス感染防止対策の緊急事態宣言等が解除されたことから、徐々に外出する人も増え景気回復の兆しが見えてきたが、年末に向けての取引については、カニ、イクラなど高級食材の高騰により、正月食品等の販売は厳しい状況であった。対前年度対比で鮮魚110.0%、冷凍89.9%で塩干を含めると全体取取引金額で99.5%となるが、コロナ前の前々年度同月と比較すると94.4%である。
資源回収 鉄スクラップの入荷は、12月にしては少なく価格は少し下がってきている。古紙の入荷も12月にしては少なく価格の変動はない。
小売業 石油 昨年11月に170円が中心価格帯となっていた小売市場は、政府による、石油製品価格の高騰が経済回復の重荷となることを防ぐ策として、ガソリンの全国平均価格が170円を超えた場合、最大5円の補填を行うとの一般報道により、元売販社を中心に下落が進み、12月を待たずに165円を中心とした市場となった。オミクロン株の蔓延懸念から、経済の縮小を嫌い原油市場は上下動繰り返しつつ徐々に値下がり傾向になった。
家電 房器具の売れ行きは好調であった。しかし、半導体不足、中国の計画停電などで欲しくても手に入らない商品も多数あり、コロナの影響は現在も続いている。

配置薬

12月は感染症の落ち着きから消費者の警戒意識は薄れて業務は順調だったと思われる。今後オミクロン株が懸念されるが、新たな商品の紹介など、家庭を訪問できることに特化した取組が最重要と思われる。
スポーツ用品 変異種オミクロン株の詳細が分からない為か、業況は慎重な推移である。
プロパン 新変異株感染拡大への懸念と欧州でのコロナウイルス感染再拡大による需要鈍化で、LPガスの価格は7ケ月ぶりに下落が予想される。
商店街 奈良市 秋の紅葉シーズン・正倉院展がひと段落して、一気に人出は減少した。年末商戦も通常時まで回復は至らず、また年末前に新型コロナ(オミクロン株)の感染拡大が起こり始めたこともあり、またマイナス方向に転じた感がある。
橿原市 百貨店へ通じる通路は、買い物客が増えて活気も戻ってきている。しかし、オミクロン株により、年末年始の人流変化が気になる。バスターミナルから大型商業施設行きのバスを待つ人はクリスマス辺りから増加しているが、駅前名店街への利用には直接繋がっていない。
県下全域 秋ごろからの「人出」の回復は、年末に入っても継続していた。ただ、「オミクロン株」の感染拡大のニュースにより、あまり長く先を見通すことはできない不安定な心理は続いたままで、売り上げの拡大にはあまりつながらないまま2021年は終わった。
サービス業 写真 新規コロナの感染者数が減少してきて、人の動きに活性化を感じられる。このままの状態で新年を迎えられれば、平常生活に戻る期待が持てる。
旅館・ホテル 「いまなら。キャンペーン」が12月1日より開始となり、県内のお客様が増加した。昨年は12月中旬よりコロナ禍でキャンセルが続出したが、令和3年12月は落ち着いていたため同年同月比として収益は好転に転じた。しかし、オミクロン株の急増で新年会がほぼキャンセルとなっている。
広告業 近年は年末に限っての受注は皆無。また、年度末に向けて予定される受注も少ない。
建設業 鉄構 春頃まで受注が有るものの、引き続き、鋼材価格が高値で止まっている状況。働き方改革に於ける、従業員の基本給アップなども、実行したいと考えている。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、受注件数・売上とも前年比110%程度の予測も、令和元年度と比べると70%程度とまだまだ厳しい状況。製造業・建設業関連に多少上昇傾向が見えるものの印刷業関連は不振。引越し便の受注件数は前年比130%も単価が150%と伸張し、売上予測としては前年比200%程度。単身者の引越しが増加。
貨物運送 コロナ感染拡大も減少傾向にある中で、人の動きも師走の状況も加わり活発化していることから、業績は横ばいで推移している。燃料価格は若干の値下がりはしたものの依然高止まりをしており経営を圧迫している。更に大型車両の運行に必要な尿素水の調達が難しくなっており、新たな問題を抱えている。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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