- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2021年2月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 本年も恒例のト定祭(手延べ素麺の初相場を占う)が三輪明神大神神社で行われたが、感染拡大防止の観点から、規模を縮小して行い4年ぶりに安値のご神託をうけた。
繊維・ 同製品 繊維連合会 緊急事態宣言発令中であったため、百貨店や大手アパレル等の小売業界は引き続き売上減少の傾向にあり、繊維業界としては依然として厳しい状況にある。
木材・木製品 製材 全体的に悪い。
化学ゴム プラスチック コロナ禍からの回復のきざしが見える。材料価格の上昇が懸念される。
窯業・土石製品 生コン 出荷量は前年同月比ほぼ同量となっている。
一般機器 機械 機械金属関連企業は、年明けから売上げ減少等で厳しい状況が続いている。若干4月以降の引き合いが増加傾向となってきている企業もある。
その他の製造業 靴メーカー7社共同で立ち上げた地域ブランド靴「KOTOKA」のPR活動を通して、全国から問い合わせや注文が増えてきた。今後も革靴の産地であることの認知度を高め、奈良の靴産業を盛り上げていきたい。
毛皮革 販売する機会が減少しているので販売機会の確保が課題となっている。ECサイトを活用して販売していくことを検討している事業所もある。他地域より各地域で捕獲した鹿皮の加工についての問い合わせが増えてきている。

県内の景況情報(非製造業)

【2021年2月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 2月度は野菜類の平均価格が少し安く、果実は少し高く推移した。粗利益額は昨年同月並となった。
水産物 1月に入り大阪府、京都府、兵庫県に緊急事態宣言がなされたことの影響が継続しており、先月よりさらに取引が減少し厳しい状況。前年同月対比で鮮魚85.1%、冷凍や塩干を含めると全体で84.5%となった。
資源回収 鉄スクラップの入荷は少ないが、2月20日頃から価格は少し上昇している。古紙の入荷は少なく、価格は変動していない。
小売業 石油 2月以降の原油上昇は、世界的な金融緩和を背景にした投資マネー影響も指摘されており、業界は今後さらなる元売り仕切価格が上昇気味で危機感を持っている。末端価格もしばらく値上がり傾向にある。
家電 暖房機器などの需要はあったが、各メーカーが今季モデルの生産を終了していて、人気のある商品の欠品が続出した。今年に入り銅の値上げ続き、エアコンの設置工事に使う電線や配管などの価格が上がり始めてきた。

配置薬

売上は回復基調で、予防意識からこれまでと違う商品を求める消費者もあり、消費傾向の変化に即応できる知識と商品が、一番求められている。
スポーツ用品 新しい年度に向かって動き始めているが、購買力が低く、1人当たりの単価が伸びていない。例年より新商品が少ないのも原因の一つ。
プロパン 原油相場の上昇により、LPガスの仕入価格は高騰を続けている。
商店街 奈良市 近隣府県の「緊急事態宣言」の発出により、月初には県外者訪問はブレーキがかかっているように感じられたが、日を追うごとに「慣れ」の拡大と「発出していない地域での息抜き」の気持ちが働いたのか徐々に人出は増え、20日(土)~23日(祝)は例年の2月に近い人出であった。
橿原市 県内では新型コロナの患者数等が1桁台で推移しているが、まだ、不安感があるのか商店街の人が増加している感はない。しかし、商店街に飲食店が1店舗オープンした。
県下全域 GoToトラベルの地域共通クーポンのストップは、奈良県内の商店街の店舗にはかなりの影響となってきている。2月26・27日に予定されていた、奈良市内の「まちなかバル」は、まる一ヶ月延期して、年度末の3月に実施となった。飲食店の苦境をなんとかしたいという想いから、コロナ禍の中での安全な開催を目指すことになる。
サービス業 写真 近畿3府県の緊急事態宣言が解除されたが、集会、会食の自粛が要請されたままなので、業界の売上には繋がらず一段と厳しさが感じられる。
旅館・ホテル 宿泊者数に関しては2019年2月と比較して多くの施設が約6割減となっている。また、施設差はあるが施設ごとの総宿泊者に対し奈良県民宿泊者の割合は2019年2月と比較して3割~4割程度増加している。奈良県民限定「いまなら。キャンペーン」の効果が表れている。
広告 年度末に見られた駆け込みの見積もり案件も少ない。まだまだ先行きは厳しい。
建設業 鉄構 中小規模の案件が急に少なくなり、夏頃まで続きそう。2~3月は忙しく、材料の値上がりで、見積単価を慎重に決める必要がある。
板金 ここ数か月変わりなし。コロナウイルスの影響もあり、大手会社の工事に影響はあるが個人事業に関しては、これといった影響はでていない。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は製造関連・建設業関連は、やや上昇傾向が見られるものの、非常に悪い状況が続いている業界もある。引越し便は、コロナウイルスの影響で企業全体で引越しの伴う移動を見合わせている状況もあり、来月も厳しい状況が続く。
貨物運送 奈良近府県で緊急事態宣言が発令中であったが、状況は横ばいで推移している。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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