- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2022年8月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他の製造業 前年
同月比

製造業の景況感説明

食料品 素麺 本年度の販売状況は、多くの事業所がほぼ前年並みか微増となっている。在庫数が減少しているため、増産してもらいたいが、高齢化や人手不足、人件費の高騰等でできない状況が続いている。
パン 8月に関しては、学校が夏休みで売上はありません。
繊維・ 同製品 繊維連合会 大手百貨店は前年の反動と高額品の好調で売上増となる。専門店については郊外店は低調であったが、猛暑により夏物実需で売上増の店やセールを早めに切り上げ秋物を中心に売った店などは、前年実績を上回っている。しかし、業界としてはコロナ禍前水準まで回復していないメーカーが多く、依然として先行きは不透明である。
木材・木製品 木材 ロシアのウクライナ侵攻以降、停滞傾向にある。
印刷 印刷 廃業する組合員もでてきた。
化学ゴム プラスチック 売上高が増加に転じ、原材料・資材等の高騰に基づく販売価格への転嫁が進んできており、収益状況が改善に向かっている状況にあるが、依然先行きが不透明で厳しい状況が続いている。外国人技能実習生等の外国人材の登用により一定の雇用を確保できるようになっているが、さらなる円安の進行が雇用人員の確保に大きく影響を及ぼし始めている。
窯業・土石製品 生コン 8月の出荷量は前年比96.2.%
一般機器 機械 中国上海のロックダウンの影響による原材料不足並びに高止まりに加えて、世界的な半導体不足により、先行きは不透明感が漂っている。全体としては、低調に推移している業種とやや良好である業種とで格差のある状態である。
その他の製造業 毛皮革 毛皮加工はサンプル制作もストップして先行きが不透明である。今後に向けては、新商品を開発して販路を開拓していく必要があるが、毛皮業界全体が逆風なので厳しい状況である。

県内の景況情報(非製造業)

【2022年8月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比
その他非製造業 前年
同月比

非製造業の景況感説明

卸売業 青果 コロナ感染が減少し外出が増加したことで、8月中旬まで販売は好調であったが、8月下旬には各量販店の販売不振が目立った。運送費、資材費の大幅な値上げにより利益が圧迫され、また、円安による輸入の果実・野菜の原価率アップが深刻になっている。
水産物 ウクライナへの侵攻の影響による経済不況で、燃料費や仕入価格の高騰、また、コロナ第7波の拡大による観光客の減少、お盆の帰省の減少などで、宿泊所・飲食店等の取引が大きく失速し先月に比べ減少するなど、まだまだ厳しい状況にある。全体取引金額の前年対比で80.99%、コロナ前の令和元年度と比較すると84.1%である。
資源回収 鉄スクラップの入荷は少ないが、輸出の価格が上昇している。古紙は入荷が少なく価格は変動なし。
小売業 石油 8月期は、移動制限のないお盆で、燃料油需要が回復傾向であったが、コロナ禍前の数字には届かなかった、秋の観光シーズンも同様の結果になる恐れがある。
家電 今年の夏も猛暑であったが、ルームエアコンの売行きは、昨年より良くなかった。

配置薬

売上は、昨年同時期より下落気味で仕入れ原価高騰の中、収益は悪化している。併せてメーカーでは製造品目の見直しが目立ち、長年の愛飲者に別商品を薦めている状況。組合員は、つねに新規の得意開拓を行って来たが、定着率が低下気味で、全体戸数は減少してきている。
スポーツ用品 コロナの影響も見られましたが、県内で全国中学生体育大会の近畿予選を兼ねた近畿総体が開催され、組合から記念品の販売を手伝う。メーカーも下期に向けて商品の供給体制を改善しているため、営業活動と合わせて業況改善に繋がればと思う。
プロパン 米国等の政策金利上昇による景気後退懸念から、LPガスは下落しているが、日本は円安が進んでいるため、それほどエネルギー価格は下落していない状況。
商店街 奈良市 陽性判明者の増加傾向が続いていため人出は低調であった。燈花会期間中は若干の人出は戻ったが、回復傾向には至っていない。
橿原市 中和地域ではまだまだ慎重な県民が多く、コロナ感染者が多いのが原因か、飲食店では相変わらず来客が少なかった。
県下全域 度重なる感染拡大により、先行きの見通しが見えなくなり、見切りをつけて閉店する飲食関係なども現れてきている。
サービス業 写真 コロナ感染の第7波が発表され、先行きの不安が募るばかりである。業界も傍観するしか無いような状態。
旅館・ホテル 宿泊に関しては、前年同月対比220%、売上高210%(2019年同月対比88%、売上高104%)となっている。宴会に関しては、2019年同月対比20%である。食材の仕入れ価格の上昇、パート・アルバイト募集難が今後の懸念材料である。
広告業 コロナ感染者の急増が再び影響を及ぼしている。身近な人の感染も出始め、業務活動にも影響してきている。
建設業 鉄構 年末~年明けの仕事量が減少(見積りに関してもやや減ってきている)している。また、大型物件が多く、小中規模物件が少ない。鋼材、溶材、塗料などの単価は上がるものの、物件の単価に転嫁できていない。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は受注件数は前年比130%、売上は前年比115%程度の予測。業種としては製造業・建設関連は、ある程度安定的に動いている。引越し便は単身者の引越しが減少し、家具・家電1~2点の移動が中心。
貨物運送 物価の高騰で買え控えが起きており、物流にも少しずつ影響がでている。更に、燃料の高騰が長期にわたり続いており、利益の確保は厳しい状況が続いている。
その他非製造業 質屋 盆休みがあり、相対的に稼働日数が減少したことから収益は減少した。更に、働き方改革の影響で、勤務時間短縮のため高速道路利用に制限が掛けにくくなり、高速利用料金が増加、今後もこの傾向は続くことと、燃料高も続いていることから、経営は非常に厳しい。

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

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