- 県内業界景況動向 -

県内の景況情報(製造業)

【2018年12月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
食料品 前年
同月比
繊維・同製品 前年
同月比
木材・木製品 前年
同月比
出版・印刷 前年
同月比
化学ゴム 前年
同月比
窯業・土石製品 前年
同月比
鉄鋼・金属 前年
同月比
一般機器 前年
同月比
その他 前年
同月比

製造業の景況感説明(表)

食料品 素麺 12月になり順調に製造が出来ている。原料小麦粉の政府売り渡し価格が平均で2.2%値上げが発表され、小麦粉の販売価格は上がるが、製品の販売価格には転嫁できそうにない。物流コスト・資材なども値上げされる中、収益の悪化が懸念される。
  醤油 月ごとの変動の大きい1年であった。調理機会の減少が、しょうゆ消費減少と連動している。家庭用は酸化防止ボトルの人気が高まった年でもあった。業務用は、しょうゆ加工品が増加した。
  菓子 12/3大神神社にて献菓祭を催行し参列した。業界の発展・個業の繁栄を祈願した。
繊維・ 同製品 繊維連合会 靴下・ニットとも秋冬物の需要期に入ったが、荷動きが鈍いままである。
木材・木製品 集成材 売上が増加傾向になっても人手が集まらず、生産量を上げる事が出来ない。
印刷 印刷 1月から紙代が上がるので、官公庁や顧客宛に印刷物発注に関するお願い文を組合員に送付した。
化学ゴム プラスチック まずまずの業況で、年を越しそうである。今後、消費税増の影響はどうなるか。引き合いは活発な状況が続いている。
窯業・土石製品 生コン 出荷量は、前年同月に比べ17%増となった。
一般機器 機械  受注は取引先の業種により、格差は見られるものの総体的には好調を維持している。しかし、米中貿易摩擦の影響に対する不安感が生じている。依然、原料高・人手不足により収益を圧迫している。
その他の製造業 毛皮革 加工は、今シーズンの製造は一段落したが、追加注文があるかどうかは不明。自社製品の製造に力を入れている事業所が増えてきた。なめしは、相変わらず国内商社の原皮購入がないため、これまでの在庫をなめしている。今後については非常に不安である。

 

県内の景況情報(非製造業)

【2018年12月】

増加・上昇・好転不変減少・悪化・低下
売上高在庫
数量
販売
価格
取引
条件
収益
状況
資金
繰り
設備
操業度
雇用
人員
業界の
景況
卸売業 前年
同月比
小売業 前年
同月比
商店街 前年
同月比
サービス業 前年
同月比
建設業 前年
同月比
運輸業 前年
同月比

非製造業の景況感説明(表)

卸売業 青果 12月度は、昨年同月比より野菜・果実とも入荷量が少なく、仕入価格は昨年同月比並にも関わらず、売上額は野菜は約80%、果実は約90%とあまり振るわなかった。利益率も同様に約80%であった。
  水産物 気温の高い日が続き、鍋の具材やおでん用練り製品の荷動きが鈍っていたが、年末にかけて寒さも増し、鍋関係の具材や正月商品が店を賑やかし活気を呈してきたものの、対前年同月に比べ客足が伸びず、取扱高は減となった。
  資源回収 鉄スクラップの入荷は、少しずつ多くなっている。価格は少しずつ下がっている。古紙も同様に12月に入ってから多く入荷している。価格は31年1月から少し下がる予想。
小売業 石油

昨秋10月中旬以降、燃料油の仕入れコストが連続して下がる場合は、先行して末端小売価格を値下げしてしまう県外大手のセルフSSが目立っていたものの、今回は強引な値下げは見受けられず、マージン確保回復につながり地場組合員にも経営改善につながった。ただし、灯油は暖冬傾向で販売量は前年比大変減少している。

  家電 4K放送も本放送となり、4Kテレビの需要が増加するかと期待したが、そこまで勢いが感じられない。
  スポーツ用品 来年の新学期需要が動き出した。小さな店も売上が伸びず悩んでいる模様。大型店でも流れが読みにくくなっている模様。
商店街 奈良市 今年も12/7~12/17「歳末大売出し」を開催し賑わった。
  橿原市 期待された12月であったが、国内外の諸情勢が予期せぬ動向等で、不安材料の多い大晦日を迎え、商店街関係の動向も盛り上がりに欠けた。
  県下全域 12月の奈良市内では、11月に続いてのにぎわいとなったが、寒さが本格化した後半からは、ややひっそりとした雰囲気となった。大和高田のオークタウンを建て替えた「トナリエ」は、駅直結ということもあって、それなりの集客を見せているが、市内の商店街に波及するまでにはいたっていないように見える。
サービス業 写真 学校行事も少なく、平穏な月間であった。
  旅館・ホテル 今月は暖冬の関係もあり客足が良く宿泊者数、稼働率共前年並みを維持。只、増加した新規ホテルへの宿泊客分散傾向は続いている。
  広告業 来年に不安を残す半年になった。
建設業 鉄構 人材育成と安全教育に取り組んでいる。材料及びボトル納期の混乱により、受注物件を逃す事案が生じている。納期の件が落ち着かないと死活問題になる。
  板金 平成30年度の地震・台風による天災により、建設業界は復興需要が発生したが、忙しくなるばかりで、あまり利益には結びついていない。
運輸業 軽貨物運送 チャーター便は、受注件数・売上とも対前年比で、15%を超える異常な状況であった為、今年の売上は前年比80%程度の予測。組合員個々の仕事も忙しかった様で、本部の待機車両が少なく、やむなく仕事を断ることもあった。
  貨物運送 燃料高騰も一時的に横ばい傾向になっているものの、高速利用頻度は短時間労働実現のため以前より増えており、経費の増加につながっている。景気の後退局面に入っていることから、今後の物流への影響が懸念される。

 

景況感の動向等

県内業界景況動向

奈良県中央会では、毎月情報収集を行っています。

download

バックナンバー