2025-03-21 : ”吉野本葛”が文化庁「100年フード」に認定されました!(吉野葛製造事業協同組合)
地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化「100年フード」。
このたび、「吉野本葛」は、「伝統の100年フード部門~江戸時代から続く郷土の料理~」カテゴリーにて、文化庁より「100年フード」の認定を受けました。
【吉野本葛について】(※「吉野本葛 天極堂」公式HPより抜粋)
吉野本葛の原料は「クズ」という植物の根からとれる澱粉です。
冬の間に山で自生しているクズの根を掘り起こし、細かく粉砕。水で澱粉をもみ出した後、『吉野晒(よしのざらし)』という製法を用いて澱粉を綺麗にしていきます。
吉野晒は江戸時代後期より受け継がれる伝統的な精製製法で、澱粉と水を撹拌する→一晩かけて沈殿させる→水を綺麗なものに入れ替えるという流れを繰り返して精製します。
精製した後の吉野本葛は真っ白で、かつ精製に手間と時間がかかることから別名『白いダイヤモンド』とも呼ばれています。
吉野本葛という歴史ある食材を、その製法を私達はこれからも守り続けて参ります。
【100年フードとは】
文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取り組みを推進しています。
これまでに300件の食文化が認定され、認定後は、各種メディアで認定団体の活動が数多く取り上げられたり、ロゴマーク入りの商品が販売されるなど、100年フードの取組は全国に広がりを見せています。
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