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奈良県三輪素麺工業協同組合青年部


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 現在の組合は昭和25年に改組したものだが、設立そのものは明治18年8月の大和国三輪素麺製造組合まで溯ることができる、県内の組合でも有数の歴史を持つのが奈良県三輪素麺工業協同組合だ。
 奈良県の手延素麺業は、桜井市を中心に添上郡、山辺郡、吉野郡、宇陀郡の山間に点在しており、寒天に乾燥させる風景は、大和路の冬の風物詩となっている。全国的にも有名で、奈良県の地場産業の一方の雄だ。しかしながら、近年は、25万箱〜26万箱(18s詰)の製造出荷量で推移しており、播州などとの産地間競争も激しい。
 「うちの青年部の連中は、少しおとなしいかなあ」と呟くのは、組合員137人を束ねる植田一隆理事長。昭和60年に就任して以来、製造技術の合理化・近代化の推進による品質の向上と均一化、流通のコスト減、そして消費者ニ−ズの変化を的確にとらえた販路の拡大を、積極的に図ってきた。
「O−157騒動で自粛しているが、大神神社の100m青竹そうめん流しをはじめ、県内はもとより要請があれば、各地の観光イベントに協力、私自身が出かけて行き、景品にも三輪素麺を提供するなど、PR活動は目一杯してきたつもり」と、植田理事長は語る。阪神淡路大震災の折りには、芦屋市で素麺延べ炊き出しを行い、非常に喜ばれたことも。
 「現在、消費量が少し落ちているが、幸い自然食ブ−ムが起こっている。この機会をとらえて、巻き返していきたい」、「素麺はゆで方で美味しくも、まずくもなる。素麺の色んな料理法も含め、もっとPRしていきたい。それと、三輪素麺の資料館建設が私の夢でね」と、伝統産業の意識改革に熱がこもる植田理事長。もちろん、合理化・近代化、イベントの仕掛け、PR面などと、青年部に期待するところが大だ。
 そういった植田理事長のエ−ルを受けて、なんとか部員を増やそうと努める南敏幸青年部長。「最近は、他の仕事についていても、それを辞めて親の仕事の素麺製造業を継ぐ、いわゆるUタ−ン組も多いのでね。頑張ります」という。「自分のペ−スを守れる仕事なのが、魅力じゃないですか」と南青年部長。最低でも隔月に定例会を開催し、何か記念になる行事もこなしていきたいと抱負を語る。
 青年部の事業としては、親組合の各事業のサポ−トのほか、素麺の品質向上のための研究、上部団体の行事参加などがあるが、南青年部長としては異業種交流に力を注ぐ構えだ。「というのも、他業界の情報がほとんど入ってこないんですね。他組合の青年部との交流をもっと頻繁にすれば、お互いの悩みが解りあえるだろうし、解決策も見えてくるのではないか。それと、消費者ニ−ズなどの分析についてもお互い苦労しているわけだから、交流するなかで共通項やヒントなどを探り出せるかも知れない」。

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