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奈良県板金工業組合青年部


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 「板金業といえば、最近では自動車鈑金業と間違えられるケ−スも…」とぼやくのは、奈良県板金工業組合の青年部員たち。一家に2台、3台という自動車の普及力のなせるわざだが、毎秋、大和高田市の奈良県地場産業振興センタ−で開催される「奈良技能フェスティバル」などで、親組合を手伝って業界、組合のPRに懸命だ。
板金は板金でも、 その昔は「ブリキ屋さん」、「トユ屋さん」という呼び名で親しまれた建築板金工事業のことで、もっとも、近年では雨樋の他、金属屋根や金属サイディング(壁)、ダクトなど板金業者の工事の分野は広がりを見せている。
 雨樋そのものは飛鳥・奈良時代から出現しているが、業種としてなりたったのは明治初期からだ。したがって親組合の歴史は古く、現在の組合は昭和47年に工業組合として改組したもの。 「大工さんや左官屋さんなど、 建築に関わるあらゆる業種の人たちを組織する建築組合や建設組合と違って、単一業種の組合として頑張っているので、組合員さんの数が少なくて」というのは、親組合の吉川清理事長。
「組合員さんの高齢化が進み、後継者がおらずに廃業を余儀なくされるケ−スが目立っている。これがよその組合に移るというのなら説得のしようもあるのだが、仕事そのものを辞めるので組合も脱退したいと言われたらどうしようもない。2人増やすと3人減るといった漸減傾向にあり、組合員数は70人を前後している」、「ただ、青年部がしっかりしてくれているので希望はある。それに、親組合が取り組んでいる責任施工保証制度の確立にも青年部の協力が第一条件だ」と語る。
 吉川理事長から大きな期待を寄せられている青年部は平成8年で、設立して17年を経過した。部員数は25〜28人だが、現部員が絶えず入部勧誘の努力をしており、現状維持から若干の増加傾向にある。したがって、若い部員も多く、適当な新陳代謝が図られている。
 「毎月、月初めに定例会を開催している。仕事の関係上、夜になるわけだが、皆、理解してくれて出席率は高い」と、中薮利一青年部長。「新商品・新技術の講習会、資格取得のための講習会にはじまって、花見会、焼き肉パ−ティ−、ソフトボ−ル大会など家族ともども触れ合えるようなレクレ−ションも数多く開催している。上部団体の行事への参加を含めると、集まりは月2回ぐらいの頻度になるだろう」と言い、まとまりのよさに胸を張る。
 部員、非部員のコミュニケ−ションを図るため商社(材料問屋)の協力を得て、各社が取引のある板金業者に請求書を送る際に同封してもらっているB5判の『県板青年部だより』は、部員が持ち回りで文章を書くというユニ−クなチラシで、いまでは約600部も発行するようになった。 「しかし、課題も山積している。天候に左右される業種で、労働時間の平準化が難しい。時短をどのようにクリアしていくか。早急に解決の道を探らなけば、若年労働力の確保はできない。それに、機械を使ったり、高所での作業が中心の、常に危険と隣り合わせの仕事。従業員を含めてその日の体調や、現場の安全にも気を配らなければならない。また、仕事をこなすだけでなく、見積や設計に対応するコンピュ−タ化やコストアップ、価格競争の波も押し寄せて来ており、悪化一方の経営環境にも絶えず注意が必要だ」とつけくわえる、中薮青年部長。

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