2021-07-21 : 28円という過去最高改定額となる目安額の答申されました

        令和3年度『最低賃金情報』
  28円という過去最高改定額となる目安額の答申されました

  
 令和3年度の地域別最低賃金目安額が、7月16日までに開催された「中央最低
賃金審議会」並びに「同目安に関する小委員会」において、例年にはない採決の結果、
反対少数となり、コロナ禍の大変厳しい経営環境・経営状況下にもかかわらず、
28円(全国都道府県共通28円)という過去最高額の目安額が決定されました。
 
 今後は、奈良地方最低賃金審議会による審議となり、8月5日頃までに決定がなさ
れる予定と承知していますが、奈良県内の中小企業・小規模事業者及び生活実態等の
実情に即した最低賃金の決定がなされるよう、28円の目安額にとらわれずに議論が
なされることを、心底から要望・期待するものです。
 
  参考資料:地域別最低賃金改定の目安に対するコメント(三団体)
 
 
 
 なお、奈良県中央会では、令和3年度から独自に、関係行政庁へ要望活動(要望書
の作成等)を行うこととしており、要望書の構成は、重点要望事項(中央会としての
全般的・共通的な要望事項)と個別要望事項(会員組合別の要望事項)での二部構成を
予定しております。
 
 今後、最低賃金改定に関する要望等についても、重点要望事項だけでなく、各組合・
業界における実態・実情等を背景とした個別要望事項として、要望書中にとりまとめ
てまいりたいと考えております。
 組合・関係者の皆様のご理解・ご協力ほど何卒よろしくお願い申し上げます。