28現在のイチゴの栽培方法の主流は土耕栽培と水耕栽培だが、土耕栽培と比べて労力が少なく、高収量が望めることや、都市型農業・スマート農業の拡大から水耕栽培の市場規模が拡大している。そんな中、当農園ではイチゴ本来のおいしさには土耕栽培が適切と考え、米づくり過程で出る藁や籾殻を使用した、苗に負担のかからない水はけの良い土壌づくりから、作物残余物や動物性肥料などの有機肥料を使用した「土づくり」を行い、あわせてミツバチによる受粉や、虫・微生物などを使用して病害を防除する生物農薬の使用、ハウス内の光合成を促進させるために炭酸ガスを充填するなど、イチゴに負担のかからない「環境づくり」を心掛けている。また、東京を中心にパティシエと直接契約し、その他飲食店やホテルなどとも直接取り引きを行い、品質の高い商品の提供はもちろん、生産者の顔が見える、安全・安心な商品の提供ができるよう心がけ、今後も販路の拡大を目指す。当農園では「古都華」「あすかルビー」を中心に栽培しているが、その中でも奈良生まれの「古都華」は果皮にツヤがあり、香りも芳醇。糖度と酸度が高めで深みのある味わいがあり、果肉がしっかりしていることから、高級イチゴとして喜ばれている。そして収穫された古都華の中でも、特に大きく極上のものを厳選した当農園独自の高級イチゴブランド「天苺(あまいちご)」は基準が厳しく、収穫時期や個数が限られるため、とても貴重であり、贈答用として喜ばれている。ストロベリー工房所在地:TEL:営業時間:定休日:代表者名代表取締役 中井 靖所在地奈良県天理市西井戸堂町379連絡先TEL:0743-63-8851/FAX:0743-61-5610ホームページhttps://www.amaichigo.jp/奈良県奈良市柴屋町66-3070-5261-0663 (営業時間内のみ)11:00〜17:00(LO 16:50)火曜日(10月上旬〜11月下旬まで休業)中井農園 株式会社の拘り中井農園 株式会社の取り組みイチゴ栽培米・野菜栽培中井農園 株式会社業種分類食料品製造業事業内容「土づくり」「環境づくり」に拘りぬいた土耕栽培農業の6次産業化に伴い、農家直営店舗運営と販売経路の確立を目指す当農園が自らの販売経路を確立するために始めた、農家直営店舗「ストロベリー工房」は、イチゴの販売のほか、冷凍イチゴを使用したかき氷やクレープをはじめとするスイーツを販売し、間もなく10年目を迎える。近年では積極的にイベントなどへも参加し、より多くの人に1年中奈良のおいしいイチゴを届けられるよう努力している。その他、独自のECサイトを立ち上げ、朝摘みの新鮮なイチゴをその日のうちに発送するなど、エンドユーザーと直接触れ合える運営を心掛けている。
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