ものづくり補助事業成果事例集
9/59

株式会社 エフ・エー・テック業種分類事業内容金属製品製造業・プラスチック製品製造業・各種金型製造(自動車部品関連、デジタルカメラ関連、 携帯電話関連、医療機器関連、水制御商品関連、 電子機器関連、電池関連、金型パーツ関連等)・各種プラスチック製品成形製造所在地奈良県五條市住川町1373番地テクノパーク・なら工業団地連絡先TEL : 0747-25-1140 / FAX : 0747-25-1141ホームページhttp://www.fatec.co.jp/E-MAILfatehv7a@fatec.co.jp代表者名代表取締役 福井 一史 モノが形を得るという事。それまで想像・イメージでしかなかったモノを形づくるために、そのモノを構成するパーツを生み出す必要がある。そのパーツを生み出すためのツールが「金型」である。 当社は金型の開発・製造を根幹事業として2002年に創業、現在に至るまで高精度かつ超精密な金型製造を行っている。対応領域はデジタルカメラ・携帯電話・複写機などの電子精密機械に加え、医療・水制御などの衛生的分野や自動車部品関連など幅広く対応。 金型の設計加工においては要求される精度がサブミクロン単位となるため、CAD/CAMを採用し、NC加工データとのオンライン化で精度の向上と自動化・高効率化を両立させ、品質の保証と更なる技術向上に取り組んでいる。 また、金型の仕上げ組立は人間の「感覚」と「経験」がモノを言う世界であり、数字やデータに置き換えにくい熟練の技術・ノウハウが非常に重要となっている。 熟練技術と機械精度の「マン&マシンテクノロジー」こそが当社にとって最大の財産であり、その総合力こそがモノづくりにとって必要な技術であると考えている。-株式会社エフ・エー・テックの概要-モノが形を得るための技術 ものづくり補助事業において挑戦した超低コスト高品質生産システムの構築により、金型製造専門であった当社においても、金型設計から量産成形・梱包・出荷までの一貫した生産体制が展開可能であることを実証することができた。 各工程において、人手が入ると、どうしてもヒューマンエラーは避けられないため、さらなる不良率低減・不良流出率皆無を目指し、引き続き完全無人化の自動生産システムの構築に取り組み、新規事業分野の開拓を狙う。完全無人化が成立したならば、その人件費をコストに反映し、海外生産コストにも真っ向から対抗できる低コスト生産システムが実現する。 今後は金型設計・製造で案件を完了させず、そこから先、今までは他社の領域であった量産から出荷までの工程においても提案・実行し、より多くの顧客ニーズに応え、安定した製品供給が可能な体制構築に努めたい。-今後の展望・事業展開-金型設計から量産までの一貫体制8

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る