ものづくり補助事業成果事例集
41/59

所在地奈良県香芝市高93連絡先TEL : 0745-76-3633 / FAX : 0745-76-7061ホームページ制作中E-MAILk-shiki@zeus.eonet.ne.jp代表者名代表取締役 黒松 宏吏黒松紙器 株式会社業種分類事業内容パルプ・紙・紙加工品製造業各種パッケージ企画製造当社は1952年創業で、当初は靴下箱を主に製造していたが、1980年に法人化したことをきっかけにギフトパッケージ分野へ進出。以降、陶器・素麺・和菓子などの高級ギフトパッケージを目指し、試行錯誤してきた。-黒松紙器株式会社の概要-創業70年に迫る歴史と経験 常に目線を変えて設計を見直し、「箱は四角」という概念に捕らわれず、多角形の箱へも挑戦し、中身となる商品のイメージアップに繋がるような顧客満足度を引き出す工夫・提案を行っている。 貼り箱は、その高級感・美しさ・汎用性から、和菓子などの食品関係だけではなく、化粧品や衣類・雑貨など多種多様の品目に対して包装材としてのニーズがある。近年は通常の貼り箱だけでなく、オーディオ機器の包装材に使用された「V字カット」と呼ばれる手法で製造された鋭角な角を持つ貼り箱のニーズが増加しており、当社も今後早期に「V字カット機」を導入し、このニーズに対応していく生産体制を構築したいと考えている。合わせて、製品の企画提案・設計・デザイン作成などワンストップでの事業展開を実施していきたいと考えている。-今後の展望-V字カットへの対応 現在、貼り箱製造業者で当社のように自動製造ライン(印刷・裁断・組立・加工まで一貫した機械化生産体制)を保有している業者は全国約1,300事業所の内1割ほどと少なく、本事業で導入した「深型」対応の自動製函機まで導入している業者は殆どいないため、短納期・大ロット仕様への対応力は非常に高いと考える。さらに貼り箱製造工程の中で、「抜き加工」に使用する生地木型・製函木型などは自社で内製しており、低コスト・短納期を実現する要素の1つとなっている。特に納期は他社の3~4割程度の日数で実行が可能。加えて、内製化することで少量多品種の仕様にも柔軟に対応が可能である。 貼り箱は製造時点で立体に組み立てられるため、納品前後における保管スペースの問題があるが、当社は自社内に保管スペースを保有している。そのため、当社製造品であれば、倉庫コストなどが製品サイズへ影響せず、顧客の理想とする仕様を実現することが可能である。-黒松紙器株式会社の強み-自動製造ラインを保有し、短納期・大ロットにも対応可能40

元のページ  ../index.html#41

このブックを見る