ものづくり補助事業成果事例集
19/59

株式会社 平井ダイカスト業種分類事業内容非鉄金属製造業アルミ・亜鉛・各種ダイカスト製品製造所在地奈良県御所市楢原95連絡先TEL : 0745-63-2451 / FAX : 0745-63-2453ホームページ無しE-MAILhiraidaikasuto@jewel.ocn.ne.jp代表者名代表取締役 平井 正人 当社は1966年創業で、アルミ及び亜鉛のダイカスト法による鋳物製造を行っている。創業当初はファスナーなどの製造を行っていたが、顧客ニーズに誠実に対応し信用を獲得したことで、徐々に顧客から新規取引先を紹介されるようになり、企業規模が拡大。現在では主に自動車業界・住宅設備業界への製品供給を行っている。 鋳造業界の現状として、他製造業と同様に海外生産の影響は大きく、安価な海外製鋳物がベンチマークとして比較され、海外進出の要請も強まっており、当社を含めた国内業者においては非常に苦しい状況となっている。 また、特に当社を含めたダイカスト法を用いる業者は、他製法を用いる業者より不良率・歩留まり・設備稼働率が悪い傾向があり、これはダイカスト法の製法が故の短所でもある。当社は鋳物業界の慢性的課題である不良率・歩留まり及び設備稼働率の改善にも積極的に取り組んでおり、その成果が確実に出ていることで、顧客から厚い信頼を寄せられている。 特に長年のダイカスト法による生産経験を活かした「金型設計に関する提案力」「複雑形状への対応力」「長年のダイカストマシン生産技術」や、自社では困難な後加工となるバレル・ショット・タップ・メッキ等の「加工業者との協力体制」を構築している点は非常に高評価を受けており、顧客の満足度も高い。-株式会社平井ダイカストの概要-海外製鋳物に対抗しうる技術力 本事業において薄肉・軽量の製品製造が可能となったことで、アルミ材のダイカスト法による加工がマッチする量産型産業の自動車業界においては、各種部品群において当社製品を提案する余地が生まれると考えられる。 その為、「ウォーターポンプ」だけでなく、「オイルポンプ」等の他の部品開発にも着手し、製造品目の拡大を目指す。 合わせて、自動車・自家用車に限らず、建設・建築重機など新分野の顧客開拓も見据え、先行的な改善活動を通じて積極的なVA/VE提案を行い、事業展開を行う。-今後の展望-薄肉・軽量を武器に新分野へ得意とする加工内容●精密な製品鋳造・鍍金・塗装●ダイカスト金型・プレス金型の設計・製作●ダイカストマシン東洋機械金属㈱ 250t / 125t篠塚製作所㈱ 50t / 25t保有設備対応可能素材/サイズアルミ合金・亜鉛合金/小型製品から中型製品18

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る